シュワブゲート前でゴスペル 歌通じ基地建設反対訴える


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ゴスペルを歌い、新基地建設反対、平和を願う市民ら=25日午前、キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民ら約100人は25日午前、同市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込みの抗議行動を実施した。

 この日はクリスマスとあって「普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会」のメンバーらがゲート前を訪れ、歌を通じ新基地建設反対を訴え、平和を願った。
 歌う会代表の神谷武宏さん(52)は「今、権力によって沖縄が押し込められている。今こそ、宗派を越え、歌を通じて多くの人と連帯していこう」と呼び掛けた。歌う会は来年1月から毎月第4金曜日にシュワブゲート前でゴスペルを披露するという。
 また、沖縄大学の新崎盛暉名誉教授もゲート前に駆け付けた。「沖縄の民衆運動は新たな段階に到達した。自己決定権の原点は抵抗権。一人一人が自分ができることをやろう。その積み重ねが未来をつくる」と呼び掛けた。
 一方、25日午前中は、沖縄防衛局による海上での目立った作業は確認されていない。
【琉球新報電子版】
英文へ→Sit-in protesters sing gospel to oppose the construction of a new U.S military base in Henoko