小禄(男子)逆転で敗退 全国高校選抜バスケ


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土浦日大―小禄 第1クオーター、インサイドに切れ込んでシュートを決める武富海志=25日、東京体育館(平安太一撮影)

 バスケットボールの第45回全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)第3日は25日、東京体育館で行われ、2回戦から登場した男子の小禄は70―89で土浦日大(茨城)に敗れて初戦突破は果たせなかった。

小禄は第1クオーター(Q)からチームでボールを共有し、武富海志や上良潤起を中心に攻めて得点を重ねた。第2Qの序盤は10点以上リードするなど試合を優位に進めていたが、ファウルやミスが続くうちにペースが乱れて逆転を許した。37―44で迎えた後半は相手守備を攻略できず、得点が伸びずにリードを広げられた。県出身の津山尚大(北谷中出)が所属する福岡大大濠は明徳義塾(高知)に68―66で勝利。津山は19得点7リバウンドの活躍だった。コザ中出身の田仲美紀乃と新地里菜が所属する女子の福岡大若葉は8強入りした。

 【評】小禄が土浦日大の高さに苦しめられた。前半の入りは小禄がパスで相手を翻弄(ほんろう)して優位に立った。第2Qに主力がファウルトラブルでベンチに下がると流れが相手に傾いた。後半はリバウンド争いで不利になり、得点を伸ばせなかった。(平安太一)

◆リズムつくれず
 嘉陽宗紀監督(小禄)の話 第1Qの入りはチームとしてやりたいことができた。ファウルトラブルでメンバーが替わってからリズムをつくれなかった。コンビネーションで得点する小禄のバスケはできた。勝つために体の強さやプレーの正確さを積み上げないといけない。