キングス圧勝 TKbjリーグ第23戦


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 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区3位=18勝4敗)は27日、埼玉県の所沢市民体育館で埼玉ブロンコス(東地区12位=0勝20敗)と第1戦を行い、95―61で快勝した。

 キングスは第1クオーター(Q)はシュートが決まらずリズムに乗れなかったが、第2Qに岸本隆一が立て続けに3点シュートを決めるなどし、主導権を握った。後半は持ち前の堅守とスピードあふれる攻撃で着実に点差を広げた。埼玉との第2戦は28日午後2時から同体育館で行われる。

琉球ゴールデンキングス(19勝4敗)
95―61(19―18,25―12,21―11,30―20)
埼玉ブロンコス(21敗)

◆地力の差で押し切る/多彩な攻撃展開
 西地区3位につけているキングスと、ここまで全敗で東地区最下位の埼玉。キングスが地力の差で押し切った。
 第1Qはフリースローを含む12本のシュートを外し、守備でも相手に簡単に外角シュートを許すなどリズムがかみ合わなかった。
 流れが変わったのは第2Qだ。32―30から岸本が連続で3点シュートを決めて勢いづけると、以降は完全にキングスペース。
 単発な攻撃を繰り返す埼玉に対し、少ないパスでゴール下まで運ぶ速攻や、引きつけてからパスを出すなど組織プレーのレベルが違った。
 23日の滋賀戦は終盤に失速して接戦を落としていただけに「終始自分たちのペースで試合を展開し、連敗を阻止できてよかった」と岸本。第2戦に向けて伊佐勉HCは「1Qからキングスの守備を徹底していきたい」と気を引き締めた。