日中、12日に海上連絡協議 尖閣情勢対応で


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 日中両政府は、緊急時に防衛当局同士で連絡を取り合う「海上連絡メカニズム」の早期運用開始に向けた課長級協議を12日に東京で開催することで合意した。複数の日中防衛当局筋が9日、明らかにした。沖縄県・尖閣諸島情勢をめぐる不測の事態発生を回避するための措置で、年内の運用開始を目指す。
 海上連絡メカニズムをめぐり、日中双方はこれまでに(1)あらかじめ決めた無線の周波数を使って連絡を取り合う仕組みの構築(2)防衛省と中国軍当局の幹部間にホットライン設置―などで合意している。12日の協議で運用開始に向けた最終調整を図るとみられる。
(共同通信)