保育士試験、16年度から年2回 人材確保へ受講費半額補助も 


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 深刻な保育士不足を解消するため、政府は13日、現在は年1回実施されている保育士資格取得のための国家試験を年2回にする方針を決めた。実施主体の都道府県に変更を促し、財政面で支援する。試験問題の作成などに時間がかかるため、早ければ2016年度から実施する。

 受験者が事前準備のための講座を受講する場合には、15万円を上限にして半額を補助する。
 政府の推計では、保育のニーズがピークを迎える17年度末までに、全国で新たに約6万9千人の保育士が不足することも判明。希望者の受験機会を増やし、資格を取りやすくすることで、人材の確保につなげたい考えだ。
(共同通信)