国、浮具設置を継続 辺野古、市民ら資材搬入警戒


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機動隊員ともみ合う市民ら=18日午後0時45分、名護市のキャンプ・シュワブ旧ゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設準備が進む名護市辺野古の海上では18日、前日に引き続き、沖縄防衛局の作業船が辺野古崎付近から浮具(フロート)を海上に設置する作業が確認された。また浮桟橋のある陸上部では、フロートやオイルフェンスとは別とみられる資材を準備する様子も見られた。海上には、防衛局の警戒船や作業船が15隻以上、海上保安庁の巡視船12隻が確認された。

 一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、基地建設に反対する市民ら約150人が集まり、抗議行動を展開した。深夜や未明の資材搬入などを警戒し、日曜日も24時間態勢で座り込みを続けている。
 この日は封鎖されたシュワブの旧ゲート前、新ゲート前でもそれぞれ抗議行動を実施した。旧ゲート前で、沖縄平和運動センターの山城博治議長が鉄柵に上って抗議行動を始めたため、機動隊員らが集まり、一時市民らともみ合う場面もあった。昼前には、島ぐるみ会議のバスで約65人が到着した。市民らと共に、替え歌やシュプレヒコールで新基地建設反対を訴えた。