「辺野古での海上保安庁の弾圧を許さない緊急抗議集会・要請行動」(主催・基地の県内移設に反対する県民会議)が23日正午から、那覇市港町の第11管区海上保安本部前で開かれた。名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らのカヌーや、報道関係者が乗船している船に対して、海上保安庁によって暴力的な排除が行われているとして、参加者は「暴力は決して許さない」などと気勢を上げた。主催者発表で約370人が集まった。
大浦湾で20日、船上でカメラを持った女性が海上保安官に馬乗りにされた件で、同じ船に乗っていたという船長が登壇し「海保は船の後ろへ行こうとしてそのようになったと言い訳しているが、私は一部始終を見ていた。海保はカメラを押さえ付けるために足をまたいで(撮影を)やめさせようとしていた」と指摘。「うそをつくにもほどがある」と語気を強めた。
「基地の県内移設に反対する県民会議」の大城悟事務局長は「海保はいつから威嚇暴力集団になったのか。海上での暴力、報道の自由を妨害するやり方は許せない」と訴えた。
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