沖縄観光客、初の700万人突破 外国人62%増


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県内入域観光客数の推移

 沖縄県文化観光スポーツ部が23日に発表した2014年の暦年(1~12月)入域観光客数は前年比10・0%増の705万6200人で、過去最高を更新し、初めて700万人を突破した。外国人客が62・2%の大幅増で89万3500人、国内客が5・1%増の616万2700人と、それぞれ過去最高を記録した。円安や航空路線の拡充、クルーズ船の寄港回数増などが寄与した。

 外国人客の内訳は、台湾が46・1%増の34万4100人、韓国が93・9%増の15万5100人、香港が45・9%増の12万3千人、中国本土が約2・4倍の11万3400人などだった。
 国内客は、東京方面が4・8%増の306万2200人、関西方面が8・3%増の124万3700人、福岡方面が2・2%増の72万8200人、名古屋方面が2・2%増の49万700人となった。
 湧川盛順部長は「現在の伸び率を維持すると、14年度の年間入域観光客数も700万人を超えるだろう」と分析した。
 12月の入域観光客数は前年同月比6・5%増の54万9200人で、12月として過去最高を更新した。