多彩な取り組み準備 プロ野球キャンプ、開催前セレモニー


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プロ野球キャンプ成功を誓って盛り上がる受け入れ市町村の関係者ら=26日、那覇市のてんぶす那覇ポケットパーク

 2月1日から本格的に始まるプロ野球キャンプを盛り上げようと、受け入れ市町村関係者らが集まり「プロ野球キャンプオープニングイベント」が26日、那覇市のてんぶす那覇ポケットパークで開かれた。

期間中の県の取り組みが紹介され、安慶田光男副知事が「プロ野球沖縄キャンプスタートです」とキャンプ開きを宣言した。今期は2軍のみの球団も含め日本プロ野球10球団、韓国6球団が3月5日まで県内17市町村でキャンプを行う。
 イベントでは巨人キャンプ地、那覇市の久高将光副市長が「宮古島からオリックスが離れる事態も起きている。受け入れ市町村の横の連携を強化して沖縄とプロ野球の関係をより深くしたい」とあいさつ。沖縄観光コンベンションビューローの上原良幸会長は「日本ハムが来て35年。キャンプで来た人が沖縄の情報を発信し、沖縄観光の礎になった。キャンプを大いに盛り上げよう」と呼び掛けた。
 県はキャンプ期間中に各種の取り組みを予定している。ホームページの「スポキャンオキナワ」では2月から各球団の練習メニューを更新し、情報を発信する。監督・選手のメッセージが載った「プロ野球沖縄キャンプ攻略ガイドブック」も4万部作成しキャンプ地などで配布する。元巨人の篠塚和典氏と巡るキャンプツアーや槙原寛己氏(元巨人)、田口壮氏(元シカゴカブス)との交流会、バットやグラブ職人の製造実演、球団マスコットカードの配布などを行う。