【名護】「日本の春はここからはじまる」をキャッチフレーズに、第53回名護さくら祭り(同実行委員会主催)が31日午前11時、名護城跡などを会場に開幕した。開催は2月1日までの2日間。オープニングセレモニーで稲嶺進名護市長は「日本の春の始まりを楽しんでほしい」と開幕を宣言した。
名護城跡一帯に整備された名護中央公園内には約2万本の桜があり、2日間で15万人の来場が見込まれている。うるま市から家族で訪れた山城忠彦さん(41)、弘美さん(40)、夕奈ちゃん(9)、ななみちゃん(7)、大尚ちゃん(4)は「今年初めての桜の見学となった。肌寒いけど、きれいな桜を見てとっても気持ちがいい」と笑顔を見せた。
現在は五、六分咲きで、桜の名所は来週にかけて見頃となる。一足早い春の訪れを告げる濃いピンクの花を楽しもうと、祭りの開幕直後から県内外からの多くの人出でにぎわっている。外国人観光客も多く、桜を前にポーズを取り写真に収めていた。
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