トンブロックの投入作業を継続 30人が座り込み


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設計画で1日午前、沖縄防衛局は大型クレーン船2隻を使ってトンブロック(数十トン規模のコンクリートブロック)を海中に投入する作業を続けている。

海上保安庁のゴムボートや防衛局の監視船が作業現場の周囲を警戒し、近づく船舶に臨時制限区域から出るよう警告を行っている。
 海上作業は午前9時頃から始まり、午前10時40分時点で、汀間区側とシュワブ沿岸など4カ所にトンブロックを投入した。
 これに対し、早朝から米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込み抗議を行っている市民約30人が海上作業の見える名護市瀬嵩の浜まで移動。日曜にも関わらず進められる工事作業に抗議し、「大浦湾を守るぞー」など海へのブロック投入を止めるようシュプレヒコールを上げた。
 ゲート前では市民が「海は命の母」「辺野古埋立阻止」などと書いたプラカードを掲げ、通行するドライバーに新基地建設反対を呼び掛けた。【琉球新報電子版】

トンブロックを投入する大型クレーン船=1日午前9時31分、名護市大浦湾
キャンプ・シュワブゲート前を通行する車両に新基地建設阻止をアピールする市民ら=1日午前10時40分、名護市辺野古