那覇基地空自F15、部品落下 海上訓練中か


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金属製部品を落下させた航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機の同型機。〇で囲っているのが落下したバネの部分(航空自衛隊那覇基地提供)

 航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機が10日午後、本島北西部の訓練空域を飛行中に重さ約70グラムの金属製の部品を落下させた。那覇基地によると海上に落下させた可能性が高いという。

原因究明のため当該機は地上で点検しているが、そのほか約20機の同型機に点検で異常は見つからなかったとして飛行中止などの措置は行っていない。那覇基地によると、飛行後の機体点検で金属製の部品がなくなっていることが判明した。
 落下したのは機体の前輪部分に取り付けられている金属製の板状のバネの一部。長さ約10センチ、幅約2センチ、厚さ約3ミリで、重さは約70グラム。航空自衛隊那覇基地の鈴木康彦司令は「再発防止に万全を期したい」とコメントした。