社会

沖縄市ドラム缶、ダイオキシン170倍 基地跡地で検出

 【沖縄】米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場から汚染物質を含むドラム缶が発見された問題で、沖縄防衛局(井上一徳局長)は10日、ドラム缶周辺のたまり水の再調査結果を発表した。水質基準(毒性等量1リットル当たり1ピコグラム)と比較して、ろ過する前の水で170倍、ろ過水で33倍のダイオキシン類が検出された。また、今月6日と9日に同サッカー場から、新たに2本のドラム缶を発見したことも公表した。

 検体は昨年10月に採取。たまり水は昨年7月の防衛局の前回調査でも、ろ過前の水で150倍、ろ過水で55倍のダイオキシン類が検出されている。
 ダイオキシン類に詳しい宮田秀明摂南大名誉教授(環境科学)は「枯れ葉剤の主要成分『2・4・5-T』由来のダイオキシンではないか」と、枯れ葉剤汚染の可能性を指摘している。
 サッカー場西側の排水口からも、同1・3ピコグラムのダイオキシン類が検出された。地下1・5メートル付近のたまり水より1・5メートル、4メートル深い2地点の底面土壌では、土壌基準値(同1グラム当たり千ピコグラム)を大幅に下回る同1ピコグラム、同0・35ピコグラムだった。



琉球新報