自転車キャンプ誘致議論 競技関係者ら意見交換


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自転車競技のキャンプ誘致等をテーマに意見を交わすサイクリングチームの監督や選手ら=10日、恩納村の沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ

 自転車競技のキャンプ誘致に向けた取り組みなどを話し合う座談会「サイクリングアイランド沖縄の確立に向けて~沖縄の魅力と可能性」が10日、恩納村の沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパで行われた。

県内でキャンプを行うサイクリングチームの監督や選手が参加。自転車競技のキャンプ地として沖縄が持つ魅力や今後の課題について話し合った。
 シマノレーシングの野寺秀徳チームマネジャーは沖縄の温暖な気候や道路環境が自転車競技の練習に適していることを強調。「本場のヨーロッパに似ている。合宿地としてこの上ない環境がそろっている」と話した。ブリヂストンアンカーの水谷壮宏監督は、「沖縄は海がきれいで選手の気分も上がる」と道路沿いの景色から好影響を受けていることを説明した。
 TeamUKYOの土井雪広選手は、「開幕前にコンディションを整えるために暖かい場所でトレーニングすることは重要だ」と沖縄でキャンプをする意義を話した。一方で「もっとインフラを整備したら多くの自転車愛好者が沖縄を楽しめるはずだ」と要望も述べた。