1月観光客53万人 最多、28ヵ月前年超え


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 県が20日発表した1月の入域観光客数は前年同月比7・1%増の53万100人となり、1月の最高記録を更新、初の50万台となった。前年を上回るのは28カ月連続。県は「過去の夏場のピーク時と1、2月のボトム期の観光客数が同等になってきている」と説明。2014年度の入域観光客数は「710万人を超す勢い」とみている。

 外国人客数は41・2%増の6万7900人。韓国はゴルフ客などの増加で2・1倍の3万1800人。単月で初めて3万人を超え、外国人客の47%を占めた。台湾は34・8%増の1万5100人、香港は73・1%増の9千人だった。中国本土はクルーズ船の寄港がなかったことから26・1%減の8500人。2月は春節(旧正月)の旅行需要や香港への新規就航で増加する見込みだ。
 国内客は3・4%増の46万2200人。東京方面が日本航空、スカイマークの運休などにより0・3%減の22万6100人。関西方面は10・0%増の8万9500人、福岡方面は10・7%増の6万1100人、名古屋は1・4%増の3万6200人だった。2月はスカイマーク減便の影響を懸念しつつも、プロ野球キャンプや伊良部大橋開通などの効果で増加を見込む。