市民ら3人拘束 辺野古新基地に抗議


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ゲート前を警備する要員ともみ合う市民ら=22日午前9時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは22日早朝から、名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議行動した。市民らは断続的に機動隊と衝突し、市民3人が一時拘束された。

午前11時現在、平和運動センターの山城博治議長ら2人が基地内に拘束されている。移設に向けた海上作業は同11時現在、確認されていない。
 市民ら約50人が午前7時前からゲート前で抗議行動。道路上での抗議行動を排除しようとする機動隊と断続的に衝突した。山城議長がMP(米軍の警備員)とみられる者に拘束されたことを受け、基地内に入る車両を一時的に制止するなどして「仲間を返せ」と声を上げた。共産党の赤嶺政賢、小池晃両衆院議員らが駆けつけ、県警の現場責任者を通じて抗議した。
 22日は午後1時から米軍キャンプ・シュワブゲート前で「止めよう辺野古新基地建設!国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」が予定されており、市民らが続々と駆けつけている。【琉球新報電子版】