自民・宮崎衆院議員「琉球王朝時代も埋め立て」 持論展開


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 自民党の宮崎政久衆院議員は22日、那覇市内での高校生主催のイベントで、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画に関し「那覇空港第2滑走路も西崎(糸満市)も豊崎(豊見城市)も埋め立てでできた。琉球王朝時代にさかのぼると泊(那覇市)もだ。沖縄は(歴史的に)埋め立てをして必要な空間を広げていった」などと持論を展開した。

 宮崎氏は「われわれは生活に必要な所を(埋め立てで)広げていった歴史がある。考え方は分かれているが、普天間の危険性を除去するという意味で海の一部にかかっている施設を造る計画がある」と述べた。
 移設反対運動には「否定しないが、そればかりになっていないか。サンゴが傷ついたなら再生していこうとチャレンジする、そんな考え方があっても良いのではないか」と語った。
 戦後70年については「いつまでも後ろを振り返ってあの時ああだったと歴史に縛られていくのか。歴史は学ぶものであって、縛られるものではない」との見解を示した。