【アメリカ】米参加者の評判高く 沖縄青少年交流プログラム


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
プログラム説明のため北米沖縄県人会の新年会に出席した長谷川大介IACE旅行社西部統括部長(左)と補佐役の当銘由洋前県北米委託駐在員=モンテベロ市クワイエット・キャノン

 IACE旅行社による沖縄と米国の若者が交流する「沖縄青少年交流プログラム」が、ことしで10回目を迎える。米国の若者が沖縄にホームステイし、沖縄県の高校生らと交流する内容だ。

プログラムを創設し、企画を担当する同社の長谷川大介西部統括部長は「青少年の交流や旅行手配を通じて、今後も沖縄の良さを広めていければ」と話している。
 ことしのプログラムは、16日間のスケジュールを予定している。7月1日にロサンゼルスを出発し、2日に東京に到着。東京を観光した後、4日に沖縄入りし、沖縄では7日間の日程を当てる。興南学園やホストファミリーとの交流のほか南部、北部の名所観光などを予定している。その後は京都、大阪なども訪れる。これまでの参加者からの評判も高い。
 IACE旅行社は1970年にニューヨークで創業。もともとは米国在住の日本人に帰国航空券を販売することを主な業務としていた。IACEはInternational Association for Exchange(国際文化交流協会)の略。75年に東京に本社を開設し、日本国内にも店舗網を広げている。
 同プログラムの創設に協力した前県北米委託駐在員の当銘由洋さんは「私は沖縄とアメリカ間の経済、観光、文化、学術の交流の活性化に努めた経緯があり、長谷川さんに協力して沖縄に関心を持つアメリカの全ての学生を対象に、この企画を始めた」と振り返る。10回目となることに「同プログラムを通して沖縄観光事業発展の一部に役立てれば」と語った。
 (当銘貞夫通信員)