「ファミマガ」誕生 1冊100円、沖縄県内限定1200部


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
県内のファミリーマート全252店舗で発売された「ファミマガ」創刊号

 沖縄ファミリーマート(那覇市、大城健一社長)は13日、沖縄をテーマにした漫画雑誌「ファミマガ」を発刊した。県内の大学生が食品開発を体験する同社企画「ガクP」の漫画版と位置付け、漫画家を目指す人の登竜門として投稿作品などを掲載していく。

 12日の発刊記者会見で同社の野崎真人常務は「(ファミマガは)県民が県民を描いた漫画」と特徴を語った。ファミマガは1冊100円(税込み)。県内のファミリーマート全252店で1200部を限定販売する。
 ファミマガの制作には県出身の漫画家や那覇市の総合学園ヒューマンアカデミー那覇校の学生らが関わっている。同校の仲間清貴さん(20)は「ストーリー作りなど大変だったが、貴重な体験ができた」と感想を述べた。
 創刊号は、人気漫画「わたるがぴゅん!」の作者なかいま強氏のアシスタントを務めるGONZUI氏が、人気バンド「きいやま商店」の青少年期を描いた「きいやま商店」、ヒューマンアカデミー那覇校の学生らが沖縄ファミリーマートを取材し、実話に基づいて描いたフィクション漫画「沖縄ファミメ物語」、大城さとし氏の4コマ漫画「とうま一家」の3作品が収録されている。