辺野古沖で掘削3カ所継続


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スパット台船の移動に伴い海上に残された掘削機の一部(右)=16日午後2時52分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は16日、スパット台船2基と大型クレーン船に設置された掘削機で3カ所での海底ボーリング作業を継続した。新しい地点での作業は確認されなかった。午後2時ごろには大型クレーン船が掘削機の一部を切り離したため、海上から棒状の掘削機だけが突き出た状態になっている。

 午前11時ごろ、海上保安官が、臨時制限区域内に入ったとして市民3人の乗る抗議船を一時拘束し、区域外で解放した。午後1時ごろには同じ抗議船が同様の理由で約20分間拘束された。米軍キャンプ・シュワブゲート前では、市民らが午前6時ごろから抗議行動を開始。旧ゲート前で警官隊ともみ合いになる場面もあった。