そうぞう、維新に合流 沖縄県総支部、議員20人の勢力に


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維新の党への合流を発表する政党そうぞうの當間盛夫代表代行(中央)ら=19日午前、県政記者クラブ

 政党そうぞうは19日、所属の沖縄県議と市町村議員が離党し、維新の党に入党すると発表した。2月末の役員会で決定した。4月中旬の維新の党県総支部大会で正式に承認される見通し。

 そうぞう幹事長の呉屋宏県議は後援会との調整が必要として態度を保留している。一方、政党そうぞうは存続し、前代表の下地幹郎維新の党衆院議員が再び代表に就く。下地氏は維新、そうぞう両党に所属する。
 維新への合流に伴い、政策の擦り合わせなどについて議論している。県庁内で記者会見したそうぞう代表代行の當間盛夫県議は、米軍普天間飛行場の辺野古移設問題について「衆院選では(移設反対の)民意は示されたと掲げて戦った。それに沿った形になると思う」との見解を示した。
 維新県総支部には現在、下地氏と儀間光男参院議員と市町村議ら6人の議員が所属している。そうぞう所属の県議(呉屋氏含め3人)や市町村議など約15人が合流すると、約20人の勢力になるという。
 當間氏は「地方分権や今後の沖縄の在り方など、地方政党での志は保ちながら維新の党で党勢拡大を図りたい」と述べた。