今年のグレはゼロ釣法で


社会
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魚もうまい餌には飛びつく
 前週、コックさんのグループと慶良間に釣行した時、フランス料理に使う味のエキスのようなものをマキエにミックスしていた。昔から隠し味として味の素をミックスする釣り人は多い。
 磯釣りの本場九州では梅雨グレのシーズンを迎えるが、例年と違ってポイントなどに異変があるとシーガーの永嶋テスターから連絡があり、今年のグレ釣りのコツはマキエとサシエが同じもの、ウキ下は1メートルと浅くして軽くて柔らかい餌をゆっくり沈めるゼロ釣法だと言う。
 底で釣るバリ(アイゴ)にはマッシュポテトを少し加えて早く沈めて釣るようだ。
 伊江島でチヌを釣った米田名人もマキエに集まりサシエのオキアミに食いつかない時は、同じマキエを練ってダンゴにして釣るのが秘訣(ひけつ)のようだ。
魚のめし時を知る
 魚の時合い(釣れる時間)は1日に2回が多く、朝夕それぞれ2時間ぐらいである。13日から19日に釣れた14匹のタマンの時刻は、夜の満潮20―22時が9匹、朝の4―6時が3匹であった。
 特例として藻を食べるカーエーは潮が流れない満潮・干潮後の約2時間ぐらいがチャンスである。

『各地の釣果』
 ○2年間追い続けてついに釣り上げた18・5キロのアーラミーバイ。タマン釣りやフカセ釣りから大物釣りに変わり、初めて釣った大物に足がガクガクの大城康喜さん。20日午前4時半、辺戸岬でのドラマ。(シーランド名護)
 ○好調読谷海岸のタマン、比嘉敏さんは70センチに51センチ。16日に夜釣りで。友人も70センチなど4匹釣った。(サンノリー北谷)
 ○リーフ釣りで73センチのタマンなど、糸数光弘さん。17日干潮の午後1時ごろ、名城ビーチ沖のリーフでスルスル釣りで。友人もクチナジやミミジャーを釣った。(つりぐのぞうさん)
 ○泡瀬一文字でカーエー7匹の大釣り。18日、夜釣りで本永睦さん、ハリス3号のウキ釣り。午前3時から6時に集中して6匹釣れた。(シーランド南風原)
 ○49・5センチのカーエーなど数釣り、バリ2所属の首里良勝さん。20日、伊平屋での釣果、カーエー3匹のほかヤマトビー3匹など。(ステップ名護)
 ○伊江島一文字で70センチのタマン。18日、南城市の安里尚樹さんの釣果。(ステップ名護)
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 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073
 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)初のアーラミーバイと大城さん
(2)読谷海岸のタマンと比嘉さん
(3)名城ビーチ沖のリーフで大型タマンを釣った糸数さん
(4)泡瀬一文字夜釣りでカーエーの大釣りをした本永さん
(5)伊平屋の49・5センチの大型カーエーと首里さん
(6)伊江島一文字の大型タマンと安里さん