【ハワイ】ヒガ氏、新会長就任 沖縄連合会


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昼食会プログラムのフィナーレでカチャーシーを家族と踊るヨシコ・オオシロさん(手前左)=ハワイ沖縄センター

 ハワイ沖縄連合会はこのほど、ハワイ沖縄センターで2015年度役員就任式とウチナーンチュ・オブ・ザ・イヤー授賞式を兼ねた昼食会を開いた。昼食会にはオアフ島だけでなく、沖縄、ハワイ島、カウアイ島などから約900人が参加し、マーク・ヒガ新会長ら16人の新役員とウチナーンチュ・オブ・ザ・イヤーの受賞者を祝福した。

 ことしのハワイ沖縄連合会のテーマは沖縄民謡「てぃんさぐの花」から取った「染(すみてぃ)」。就任あいさつでヒガ会長は「『染』は私たちの親の教えが残してくれた、一生残る影響のことであり、次世代に伝えていかなければならないことだ。行事、地域貢献活動、研修旅行や交流事業などのハワイ沖縄連合会の活動で、伝統やウチナーンチュの理想を次世代に受け継ぐことができる」と述べた。
 2015年はハワイ州と沖縄県との姉妹都市提携30周年となり、ハワイ、沖縄の両方で記念イベントが予定されているほか、ハワイ沖縄センターの設立25周年を迎える忙しい年となる。
 ウチナーンチュ・オブ・ザ・イヤーには同連合会の傘下にある38のクラブから45人がハワイの県系人コミュニティーでの活動や功績を認められ、表彰された。
 浦添市人会から受賞した99歳を迎えるヨシコ・オオシロさんは「(受賞して)本当にうれしい。ことしが皆さんにとって良い年になりますように」と孫、ひ孫を含めた多くの家族に囲まれながら、笑顔で話した。(矢部久美子通信員)