浦添市長、那覇軍港受け入れへ調整 月内にも結論


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 【浦添】那覇軍港の浦添移設をめぐり、松本哲治浦添市長は14日までに、軍港の受け入れ表明に向けた環境整備として市議会与党や市商工会議所と調整に入ることを決めた。浦添市は軍港の浦添移設を認めた上で、移設位置を那覇港浦添ふ頭の南側に変更するよう政府などに求める方向で内部の検討を進めていた。

 松本市長は15日から市議会与党や市商工会議所と面談を始め、意見を踏まえた上で、4月下旬に予定される国主催の移設協議会までに結論を示す見通しだ。松本市長は軍港の浦添移設に反対して当選しており、反発が広がることは必至だ。
 浦添市は2月末に、米軍牧港補給地区沖合側を埋め立てる西海岸開発計画の形状見直し案をまとめ、人工ビーチやマリーナを西向きに建設する方針を打ち出した。西側海域は那覇軍港の代替施設を建設する計画になっていることから、軍港位置の変更が必要になる。