65歳介護保険料6267円 沖縄全国一 与那国除き上昇


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県介護保険広域連合

 65歳以上の高齢者が支払う第6期(2015~17年度)介護保険料基準月額は、与那国町を除く県内の全保険者(12市町村と県介護保険広域連合=28市町村)で保険料が引き上げられた。

保険料は、沖縄市、竹富町、与那国町と県介護保険広域連合の一部が5千円台を維持したが、それ以外は6千円を超えた。都道府県別の平均では、沖縄県は6267円で全国一高かった。
 県介護保険広域連合を除いた保険者別に見ると、県内で保険料が最も高いのは宮古島市の6940円。次いで石垣市の6651円と糸満市の6540円が続いた。引き上げ率では、竹富町が15・8%と最も高かった。保険料が最も低いのは与那国町の5300円。同町は県内で唯一保険料が引き下げられ、前回より5・4%の減額となった。
 28市町村で構成される県介護保険広域連合は保険料に応じて市町村を3ランクに区分。豊見城市、読谷村など比較的額の低いランクの1市3村は5649円、中ランクの北谷町や宜野座村など7町4村は6101円、南城市や国頭村など高ランクの1市1町11村は6997円となった。3ランクとも前回の保険料より引き上げられた。