中国で拷問が依然深刻 国際人権団体が報告書


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 【北京共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW、本部・米国)は13日、中国で警察当局が容疑者から自白を得ようと、取り調べの際にスタンガンを押し付けたり、手錠を使って長時間つるしたりするなどの拷問を依然として行っているとの調査報告書を公表した。留置場での虐待も深刻だという。

 HRWによると、国連の拷問禁止委員会は11月に中国の人権状況を審査する予定。HRWの中国担当者は「裁判所は拷問によって得た証拠で判決を言い渡している」と批判し、拷問や虐待の撲滅に向けた改革の実施を政府に呼び掛けている。
(共同通信)