訪米団26日結成へ 知事「米に民意伝える」


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 翁長雄志知事は23日、那覇市寄宮の知事公舎で、27日から実施する訪米について県議会与党5会派の議員らと意見交換した。終了後、報道陣の取材に応じた与党県議団座長の仲宗根悟氏によると、知事の訪米に同行する首長と議員、経済関係者らが26日に十数人の訪米団を結成することが報告された。

翁長知事は「県民大会で示された民意を米政府に伝えていく」と決意を語ったという。
 訪米団には17日に開かれた県民大会の共同代表を務めた平良朝敬かりゆしグループ前最高経営責任者(CEO)と稲嶺進名護市長をはじめ、経済界から金秀グループの古謝光弘副会長、首長は城間幹子那覇市長と石嶺伝実読谷村長、国会議員は糸数慶子参院議員が参加する。
 県議は県民ネットの山内末子氏、赤嶺昇氏、共産の渡久地修氏、うまんちゅの比嘉瑞己氏、中立会派に所属しているが与党の立場を取っている吉田勝広氏の5人、那覇市議は新風会の知念博氏と仲松寛氏、共産の古堅茂治氏、社民の宮平のり子氏、社大の上原快佐氏の5人が参加する。
 訪米団は26日に結成式を開く。知事の行動とは別に、訪米団で独自の要請や会談の場を設けることも検討しているという。
 民間から鳩山由紀夫元首相が代表を務める東アジア共同体研究所の安田哲也特別研究員も同行する。