翁長知事の国連演説を計画 新基地反対、世界へ


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 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設阻止を目的に、「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」が、国際人権NGOの反差別国際運動(IMADR)を通じて国連で翁長雄志知事に演説をさせる計画を進めている。

島ぐるみ会議国連部会長の島袋純琉大教授によると1月ごろから調整を始め、5月には島ぐるみ会議がIMDARの団体会員になり、正式に協力を依頼した。早ければ9月にもスイスのジュネーブで開かれる国連人権理事会への登壇を目指す。
 IMADRは世界中のあらゆる差別の撤廃を目的に活動するNGOで、国連との特別協議資格を持っており、国連に一定の影響力がある。島ぐるみ会議はIMADRを通じて翁長知事を国連人権理事会に登壇させることで、新基地建設に反対する沖縄の民意を国際社会に訴える狙いがある。
英文へ→Okinawa Governor Onaga’s speech planned at UN