三毛猫「たま」駅長、天国へ 和歌山のローカル線支える


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2013年1月、和歌山電鉄貴志駅で行われたイベントに出席するたま駅長=和歌山県紀の川市

 和歌山電鉄は24日、動物駅長ブームの火付け役となった、同社社長代理で貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)駅長の雌の三毛猫「たま」が死んだと発表。同県岩出市内で22日午後7時すぎ、16歳2カ月で天国へ旅立ったという。

 同社によると、人間の約80歳に相当し、死因は急性心不全とみられる。鼻炎のため、5月から療養していた。死ぬ前日に同社の小嶋光信社長が見舞いに訪れた際、立ち上がって元気な声で「にゃあ」と鳴いたという。
 和歌山電鉄は28日午後0時半から貴志駅で社葬を執り行う。葬儀委員長は小嶋社長。
 駅前の商店で飼われていたたまは、2007年1月に駅長に任命された。
(共同通信)