那覇発JTA機、機内の気圧低下 緊急宣言、けが人はなし


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 6月30日午前8時20分ごろ、関西空港へ向かっていた那覇発の日本トランスオーシャン航空(JTA)002便ボーイング737-400型が種子島空港の東北東約55キロを飛行中、客室の気圧低下を示す警報が作動した。機長は客室内に酸素マスクを出し、管制塔に緊急宣言して高度約1万1千メートルから約3千メートルまで段階的に降下し、関西空港まで飛行を続けた。国土交通省航空局安全部航空事業安全室によると、乗客乗員37人にけがはない。

 航空局は「航空機内の気圧の異常な低下」に該当する重大インシデントと認定した。運輸安全委員会は航空事故調査官3人を機体のある関西空港に派遣した。
 7月1日以降、機体の調査など不具合の原因を調べる予定だ。