6月の沖縄、過去最高の暑さ 平年より1.9度高


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 沖縄気象台の発表によると、6月の沖縄地方は太平洋高気圧に覆われて晴れの日が多く、平均気温が平年より1・9度高くなり1946年の統計開始以来最も高い記録となった。

久米島と宮古島、石垣島、西表島、与那国島は6月平均気温が観測史上1位となった。
 気象台によると南からの暖かい湿った空気の影響を受けやすかった。また南から張り出した太平洋高気圧の影響で下降気流が起き、地上付近で空気が圧縮されて温度が上がる「断熱昇温」という現象も暑さの要因になった。
 先島は太平洋高気圧のへりに当たり、より南からの空気の影響を受け、気温が高くなった。西表島と宮古島では最低気温がそれぞれ29・4度、29・2度と観測史上最も高い数値だった。
 気象台は「熱中症に引き続き注意してほしい」と呼び掛けている。