TPP、コメは日米で政治判断へ 月末に閣僚会合


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 日米両政府は10日、東京都内で開いていた環太平洋連携協定(TPP)交渉の事務レベル協議を終了した。28~31日に米ハワイで開かれる交渉参加12カ国による閣僚会合と並行して甘利明TPP担当相とフロマン米通商代表が閣僚同士で折衝し、コメや自動車部品などの懸案事項を最終判断する方針だ。

 事務協議に参加した大江博首席交渉官代理は記者団に対し「問題を整理して、最後に政治の判断を仰ぐところに、月末に持っていく」と述べ、24日からの首席交渉官会合と並行して日米で事務レベル協議を進める考えを示した。
 TPP交渉は大筋合意に向けて最重要局面を迎えるが、予断を許さない状況。
(共同通信)