石垣市議会、安保法案成立求める 県内初意見書


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 【石垣】石垣市議会(知念辰憲議長)は14日の臨時会で安全保障関連法案の今国会成立を求める意見書を与党の賛成多数で可決した。県内を含め全国で慎重審議を求める意見書の可決が相次ぐ中、県内の議会では初めて法整備の推進を求めた。

自民報道圧力問題に関する抗議決議は賛成少数で否決した。
 意見書は尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵犯などを踏まえ「平時からあらゆる事態に対処できる切れ目のない法制を整備する必要がある」などと指摘し「徹底した議論を進め、今国会での成立を図るよう要望する」としている。
 自民報道圧力問題に関する抗議決議は野党や与党の公明議員の賛同で提案されたが、与党は首相宛の決議文が百田尚樹氏に発言の撤回を求めながら、宛先が首相となっていることについて「おかしな決議だ」と反対し、否決された。