社会

性の多様性尊重を宣言 ピンクドットで那覇市 全国2番目

「性の多様性を尊重する都市・なは宣言」を読み上げる城間幹子那覇市長(写真中央)=19日、那覇市牧志のテンブス館前広場

 那覇市は19日、那覇市のテンブス館前広場で開かれた同性愛者ら性的少数者(LGBT)の人々が、生きやすい社会づくりを目指すイベント「ピンクドット沖縄」で、「性の多様性を尊重する都市・なは宣言」(レインボーなは宣言)を行った。

同様の宣言は、大阪府淀川区に次ぎ、全国の自治体で2番目。城間幹子市長が宣言を読み上げ「那覇市は市民と協働し、性自認および性的指向など、性に関するあらゆる差別や偏見をなくし、誰もが安心して暮らせる都市を目指す」と強調した。
 城間市長の宣言に合わせて大型スクリーンに、ピンクに染めた那覇市の市章がレインボーフラッグと一緒に映し出された。ピンクドット沖縄実行委員会共同代表の砂川秀樹さんと、宮城由香さんが性の多様性を表すレインボーフラッグを城間市長に贈った。
 那覇市は1980年代後半に、県内自治体で最初に「女性室」(現市平和交流・男女参画課)を設け、性別に関わりなく個性と能力が発揮できる社会づくりへ諸施策を講じてきた。1997年以降は、市女性センターが性的少数者に関する講座を定期的に開いてきた。性の多様性を尊重する機運が市行政内で高まり、今回の宣言に結び付いた。
 次年度以降、LGBTの人々を対象にした相談窓口を設ける。専用窓口にするか、市民生活に関する既存の相談窓口を改編して、相談員がLGBTの知識を持って相談に当たるようにするのかも含め検討する。職員向けの研修会も開く。
 ピンクドットは当事者や支援者らがピンクの服や小物を着けて集まり、性の多様性を認める社会の実現を願うイベント。2009年にシンガポールで始まり、世界各地に広がっている。県内では2013年に初開催され、今回で3回目。実行委員会が主催し、那覇市が共催した。当事者や支援者が県内外から約1100人(主催者発表)集まった。同沖縄実行委共同代表の宮城由香さんは「3年前にまいたピンクの種が芽を出し、花が咲き始めた。喜びを分かち合いたい」と笑顔で開会を宣言した。
英文へ→Naha city makes LGBT City Support Declaration