経済

知事、カジノ視察 シンガポール訪問

シンガポールエキスポの運営を手掛けるアロイシアス・アランドCEO(左)の説明を聞く翁長雄志知事=22日、シンガポール

 【シンガポール=阪口彩子】シンガポールを訪問中の翁長雄志知事は22日、同国最大の国際展示場であるシンガポールエキスポや、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」を視察した。

 RWSでは、県が誘致を進めるユニバーサル・スタジオのテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)を視察した。翁長知事は「シンガポールと沖縄の規模は違うと思うが、自然や伝統を大切にする沖縄らしいあり方を考えるいい視察になった」と記者団に語った。
 カジノ施設を視察した理由については「実際に見た上で(導入に反対する)自分の判断が正しかったかを考えたい」と説明し、視察後の感想として「いい面も悪い面も聞いた。国際競争力も求められる中で、沖縄は世界に立ち向かえるのか。お金が入るから良しではない。私の考えはカジノはこれからも基本的にはやらない」と語った。
 シンガポールエキスポでは、展示場を運営するシングエックスホールディングスのアロイシアス・アランド最高経営責任者(CEO)から公設民営型の運営方式について説明を受けた。アランドCEOは「展示場のデザインに沖縄の文化など独特な視点を取り入れるといい」と提案し、翁長知事も積極的に質問するなどMICE施設への関心の高さを見せた。
 一行は当初の日程に含まれていなかったマリーナ・ベイ・サンズも訪れたほか、在シンガポール日本大使館の竹内春久大使やRWSを運営するゲンティン・シンガポールのタン・ヒー・テックCEOを訪ねた。