「平和の鐘」に願い込め 中高生50人、非戦誓う


社会
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恒久平和を願って寺の鐘を鳴らす普天間高校の生徒たち=18日、宜野湾市の普天間山神宮寺

 【中部】第8回「平和の鐘を鳴らそう!平和学習会」(主催・県ユネスコ協会)が18日、宜野湾市の普天間山神宮寺で開かれた。県内の中学、高校の生徒ら約50人が参加。

正午ごろに参加者で平和宣言を行い、戦後70年に当たり寺の鐘を鳴らして戦争や暴力のない恒久の平和を願った。
 学習会には沖縄水産や泊、与勝、宜野座、沖縄尚学、普天間の6高校と北谷中学校の生徒が参加。18日午前は普天間高で、沖縄キリスト教学院大の新垣誠教授が講師を務め、幼児や青少年、男女間における身近な暴力問題について学んだ。
 普天間山神宮寺では、参加した高校生らが「全ての命を大切にします」「どんな暴力も許しません」「思いやりの心を持ち助け合います」などノーベル平和賞受賞者たちの起草による「わたしの平和宣言」を高らかに読み上げて平和を誓った。
 代表して普天間高2年の新垣咲里奈さん、與那嶺佳穗さん、稲嶺汐里さんの3人が平和の鐘を鳴らした。
 新垣さんは「家族や友人ら、周りの人を大切にして自分の身近な平和を守ることで、世界へ平和の輪を広げることができる」と話した。