巨額の総工費に批判が高まり計画を見直すことになった2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアム、新国立競技場(東京都新宿区)について、政府が従来の計画で設置することになっていた開閉式屋根を、新たな計画では見送る方針を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。
目標とする20年春に完成が間に合うように工期を短くするためで、工費も圧縮できる。日本サッカー協会が要望している8万人の収容人員は維持する見通し。遠藤利明五輪相は総工費の上限など新国立競技場の新たな計画を9月に取りまとめる意向。
(共同通信)