TPP、車関税で最終調整 決着見据え対米協議


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TPP交渉の閣僚会合に臨む甘利TPP相(手前から2人目)ら。奥左はフロマン米通商代表=28日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

 【ラハイナ(米ハワイ州)共同】日米両政府は28日、環太平洋連携協定(TPP)交渉で、2国間協議の決着を見据え、自動車関税協議の最終調整に入った。日本は米国との間で農産物に関し、主食用米の輸入枠を新設し、牛肉の関税を9%、豚肉で50円に下げる方向だが、自動車は難航している。

 歩み寄りを模索し、米ハワイで28日に始まった交渉参加12カ国の閣僚会合での大筋合意につなげたい考えだ。
 甘利明TPP担当相はフロマン米通商代表との個別会談後、記者団に対し懸案が「複数ある」と指摘し、いずれも「完全に決着したわけではない」と述べた。31日の最終日まで協議を重ねる。
(共同通信)