モノレール工事、県内企業優先を 県工業連、県に要請


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末吉幸満県土木建築部長(手前左)に県内企業優先発注を求める要請書を手渡す呉屋守章県工業連合会長(同右)=31日午後、県庁

 県工業連合会の呉屋守章会長らは7月31日、県土木建築部に末吉幸満部長を訪ね、沖縄都市モノレール延長整備事業に関し、県内企業に優先的に発注することや県内資材を優先に使用することを求めた。

末吉部長は「どうしても地元の企業でできない工事は内地企業と地元企業のJV(共同企業体)にお願いし、地元企業の技術力向上を図っている。基本的にはモノレール工事に限らず県内企業優先発注と県内資材優先使用をやっていくつもりだ」と答えた。
 その後、同連合会と県は県産建設資材の利用促進を図ろうと県庁で意見交換会を開いた。赤瓦やコンクリート製品、セメントなど製造業を中心とする県内18社が自社製品の利点などを説明し、県産資材をアピールした。呉屋会長は「県産品の自給率向上は産業振興や雇用促進に直結している。各社の説明を通し、県産資材の特徴や優秀性を知ってもらえたらと思う」とあいさつした。