政府、中国に説明要求 尖閣沖での漁船臨検


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 政府は尖閣諸島周辺の排他的経済水域(EEZ)で中国海警局の船が自国の漁船を臨検したとされる問題で、事実関係の説明を中国に求めた。複数の外務省筋が3日、明らかにした。

 外国船が日本のEEZ内で漁業の取り締まりを実施した場合は「権利侵害に当たる」(同省筋)との立場で、中国側から詳しく事情を聴いた上で再発防止を迫る考えだ。
 外務省筋によると、政府は8月1日、北京の大使館を通じて「取り締まれば、日本の管轄権を侵害したことになる。作業の説明を求める」と中国側に申し入れた。
(共同通信)