退役軍人団体に辺野古反対訴え 東恩納名護市議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の年次大会で辺野古移設反対を訴える東恩納琢磨名護市議(写真後方中央)=6日、米カリフォルニア州サンディエゴ

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】訪米中の東恩納琢磨名護市議は6日、米カリフォルニア州サンディエゴで開かれている退役軍人でつくる米国の平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の年次大会に参加し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対を訴えた。

 「太平洋における平和と和解」をテーマに開幕した大会冒頭、VFPのヴァリー・ラーデンドルフ会長が辺野古移設反対への連帯を呼び掛ける稲嶺進名護市長のメッセージを読み上げた。東恩納氏は同団体の沖縄支部結成に向け準備を進めているエドワード・サンチェス氏と共に、辺野古移設をめぐる沖縄の現状などについて報告した。移設問題について「よく日本の問題というが、使うのは海兵隊だ。使う側にも責任がある」と指摘し、米国民もこの問題の当事者であることを強調した。
 米カリフォルニア州バークレー市議会に辺野古移設に伴う新基地建設に反対する決議が提案されていることも説明し「ぜひ、各都市で決議してほしい」と訴えた。