翁長知事、普天間停止ロードマップ求める 中谷防衛相との会談


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 翁長雄志知事と中谷元・防衛相は16日午後の会談後、記者団の取材に応じた。会談は約30分間行われ、冒頭以外は非公開だった。両氏によると、翁長知事は米軍普天間飛行場の運用停止の早期実現を求めた。

 国は2014年2月を起点とし、5年以内の普天間の運用停止を表明している。会談で翁長知事は「1年半が過ぎ、(実現のための)たたき台を私たちで作らざるを得ない時期が過ぎた」として、県によるロードマップ作成準備を挙げて国側の対応の遅れをけん制したという。
 ロードマップについて中谷氏は「官房長官にもお伝えをさせていただく。引き続き努力を続ける」と語った。翁長知事は「国が中心になって米国と交渉をする必要がある。県はそれくらい緊迫した状況でこの問題について見ていることを伝えた」と話した。【琉球新報電子版】