安保法廃案求める 琉大教授職員会


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 琉球大学教授職員会は17日までに、安全保障関連法案に反対する決議と大学の式典での国旗掲揚・国歌斉唱の要請に抗議する決議、軍学共同に反対する決議などを採択した。

 安保法案の反対決議は、同法案が戦後70年間の「憲法の平和主義に基づく安全保障政策を大きく転換するものである」などとして、廃案を強く求めた。
 国旗掲揚・国歌斉唱の要請に抗議する決議は、6月16日に下村博文文部科学相が大学の式典で国旗と国歌の使用を要請したことを、大学の教育・運営活動に対する行政介入だと指摘し「要請を撤回すべきだ」と主張した。
 文部科学省が6月8日に通知した教員養成系および人文社会科学系学部・大学院の廃止や転換を促す通知を出したことなどに抗議する決議も採択した。
 各決議は7月28日の第55回定期総会で採択した。