野生サルが「自撮り」? センサー付きカメラで撮影


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インドネシア・スマトラ島の森で、自動撮影カメラが捉えたブタオザル(WWFジャパン提供)

 野生のサルやトラが、自分の姿を自分で撮る「自撮り」をしたように見える写真を、世界自然保護基金(WWF)ジャパンが26日、公開した。インドネシア・スマトラ島に生息する貴重な野生動物の調査のため、森の中に設置した赤外線センサー付き自動撮影カメラが捉えた。

 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅の危険が高いとされるブタオザルは、正面を真っすぐに見つめた「カメラ目線」。スマトラ島だけに生息し、密猟の犠牲になっているスマトラトラは、画面に入りきれないほど顔を近づけた状態だ。カメラに気づき興味を持って見ている様子がうかがえる。
(共同通信)