中学生大使「語り継ぐ」 市民平和の日で集会


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戦争や暴力のない平和な世界の実現を願って合唱する沖縄市平和大使の中学生ら=7日午後、沖縄市民会館

 【沖縄】米軍と南西諸島の日本軍が旧越来村森根(現沖縄市)で降伏調印を交わして7日で70年を迎えた。公式に沖縄戦が終結したこの日を「市民平和の日」と定める沖縄市(桑江朝千夫市長)は同日、記念事業「平和で明るい未来を創り出そう-未来へ響け平和ソング♪」を同市民会館で開催した。

 7日のイベントでは、市の平和大使に任命された市内の中学生らが「沖縄市における沖縄戦」と題した手作り紙芝居を朗読して平和の尊さを伝えた。平和大使のテーマソング「時代の語り部」を手話を交えて合唱し、戦争や暴力のない平和な世界の実現に決意を新たにした。
 平和大使17人を代表して宮里中2年の玉城芽依(めい)さんは「二度と悲惨な戦争を起こさないため私たち子どもが沖縄戦を語り継ぎ、平和の素晴らしさを伝えないといけない」と話した。