米軍ヘリ低空飛行と騒音被害で抗議 宜野座村城原区


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
米軍ヘリの低空飛行と騒音被害についての抗議文を読み上げる宜野座村城原区の崎濱秀正区長(右から2人目)=10日午前、沖縄防衛局

 【嘉手納】宜野座村城原区の崎濱秀正区長らは10日、沖縄防衛局を訪れ、区内の住宅地上空で米軍ヘリが低空飛行で訓練を実施していることや、それに伴い騒音被害が発生していることについて抗議し、運用改善や事故防止を含めた実効性ある対策を講じるよう求めた。

 対応した企画部地方調整課の伊波勇連絡調整室長は、「飛行訓練に伴う騒音が地域住民の皆さまにとって深刻な問題であるとは十分認識している。最大限の配慮をするよう、米側に働きかけたい」と述べた。
 崎濱区長はハワイでのオスプレイ墜落やノースカロライナでのCH53Eの墜落事故などに触れ、「住宅地上空を飛ぶことで事故の可能性も高くなる。起こってしまってからでは遅い。区民が安全な生活を実現してもらいたい」と訴えた。
 【琉球新報電子版】