【宜野湾】来年1月24日投開票の宜野湾市長選に向けて、元県土木建築部統括監の志村恵一郎氏(63)と元宜野湾市長の伊波洋一氏(63)の2氏が現職の佐喜真淳氏(51)の対抗馬として浮上していることが16日までに分かった。
複数の関係者によると、志村氏については市政野党側の候補者選考委員会とは別で、翁長雄志知事の知事選を支えた経済関係者らが擁立の可能性を探っている。伊波氏については一部の組織が来年7月予定の参院選の候補として推す動きもあり、流動的な状況となっている。
市政野党側の選考委では伊波氏を支持する声があるものの慎重論も残っている。野党市議の一部は伊波氏支持を表明している。選考委は当初、7月末までの候補者擁立を予定していたが、選考作業が難航し決定には至っていない。
宜野湾市長選挙についての琉球新報の取材に対し、志村氏は「正式な打診はないので今の段階ではコメントできない。打診があれば検討したい」、伊波氏は「(市長選の)立候補を求める周囲の声も聞いている。前向きに検討したい」と話している。
同市長選では、現職の佐喜真氏が立候補を表明している。