“クヮンソウ”見て食べて楽しんで 「眠り姫」に新城さん


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(左から)ソンエイさん、新城莉奈さん、チャイーチェンさん=13日、今帰仁ざまみファーム農園

 【今帰仁】沖縄クワンソウ普及協会(座間味栄立会長)は13日の「クワンソウの日」に合わせ、第6回クワンソウ・イメージガールの任命式と、初のPR活動を今帰仁村内の観光施設で行った。ことしの「眠り姫」に、村仲宗根区の新城莉奈さん(21)、「花摘み娘」には、中国出身のソンエイさん(琉大2年)とマレーシア出身のチャイーチェンさん(同)の3人が応募多数の中から選ばれた。

 上運天公民館で任命式を終えた3人は、早速鮮やかな衣装に身を包み、世界遺産今帰仁城跡、道の駅そーれでPR活動を行った。ざまみファーム観光農園のクヮンソウ畑では、訪れた来場者らとクヮンソウの摘み取り体験に臨んだ。3人は「クヮンソウのイメージガールとして、一生懸命PR、普及活動を頑張りたい」と意気込みを語った。
 普及協会の江口直美さんは「ことしは天候も良く、例年以上に開花がいい」と話した。現在、村上運天の2千坪余りの農園では五分咲き。農業生産法人株式会社今帰仁ざまみファームの座間味久美子代表は「目で見て癒やされ、生でも食べられるクヮンソウの花摘み体験を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 クヮンソウ(和名アキノワスレグサ)は伝統の島野菜。農家や販売業者などでつくる団体が語呂合わせで9月13日を「クワンソウ」の日としている。
 今帰仁村はクヮンソウの生産量で県内の8割を占める。花は天候の影響がなければ、10月末まで楽しめる。問い合わせは同ファーム(電話)0980(51)5182。
(新城孝博通信員)