【中国時報】台湾の退職年齢、最高57・8歳に


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 台湾政府行政院(内閣府)が9月30日に発表した調査結果によると、2014年の平均退職年齢が過去最高の57・8歳であることが分かった。退職者数では過去最高だった13年を下回る9万2千人にとどまり、早期退職を希望する傾向はいったん収まったとみている。
 06年の平均退職年齢は55・2歳だったが、08年の法改正で将来的な年金引き下げが決まったため、早期退職者が9万7千人に急増した。12年には年金の財政基盤に対する不安から再び早期退職希望者が急増し、13年には過去最高の年間10万人を記録。これまでの退職者数と平均年令は、09年が7万6千人で平均年齢は56・3歳。11年は6万2千人で57・1歳と推移しており、一進一退を繰り返してきた。政府は今後労働力の高齢化が進み、他国同様に退職年齢は上がるとみている。