夜の読谷ライトアップ 12月にランタンフェス


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 夜の街に明かりをともして地元を盛り上げようと、読谷村や事業者、商工会などで構成する読谷村地域活性化連携体は、12月に「よみたん夜あかりプロジェクト~琉球ランタンフェスティバル~」を始める。3~5年後をめどに読谷村全域にイルミネーションやライトアップを施し、村を幻想的な光の拠点として位置付け観光客や地元客を呼び込む狙い。

 読谷村商工会の國吉眞哲会長は「光は人を集める魅力があり、村全体に波及効果が見込める」と話し、観光のオフシーズンである冬場の起爆剤として位置付ける。

 初年度のランタンフェスティバルは、14~15世紀の琉球時代をイメージした読谷村のむら咲むらにランタンをつるして赤瓦を照らすことで、沖縄らしい幻想的な雰囲気を醸し出す。建物の壁面に映像やコンピューターグラフィックス(CG)を映し出すプロジェクトマッピングのほか、地元飲食店などが運営する屋台村や野外ステージなどを計画している。県の地域ビジネス力強化支援事業補助金を活用し、初年度は2万人の誘客を見込む。

 全国的にもイルミネーションやライトアップはイベントでの集客力が高く経済効果は大きい。

 夜間ライトアップと華麗なイルミネーションで読谷村全体を彩り、通年観光地としてアピールできるか。新しい観光の取り組みが始まりつつある。